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最初に一つだけ申し上げます。
【戦争はいかなる理由があっても許されるものではありません。】
そのことを踏まえた上で、現状とその原因、と私の妄想を話します。
【この戦争の原因をめちゃくちゃ簡単に言うと】
★NATOがロシアが弟だと思ってたウクライナに仲間にならないかと袖をひき、弟を取り込まれてモスクワ近くに兵器を配備されることに恐怖したロシアが、2014年不凍港のクリミア半島確保。
➡かたやそんなロシア兄さんの暴虐に愛想をつかしたウクライナ弟がNATOの兵器を配備することで、反抗。
➡実際にモスクワ近くに兵器を置かれたロシアは恐慌し、ご乱心した結果ウクライナへ侵攻。
【ウクライナ、ロシア侵攻の根本原因】
❶そもそもウクライナとロシアはルーシ、キエフ大公国を母体とするキリスト教・東方正教会教圏の国です。
❷ウクライナとロシアはともに、我こそはキエフ大公国の正当後継国だと思っています。
❸以上より、ロシアは1980年代のペレストロイカ以降、ウクライナを兄弟国の弟、悪く言えば西側諸国への防波堤だと考えてきました。
❹また、1990年の東西ドイツ統一の際、口約束ではありますが、NATOは東方拡大しないとロシアに言っていました。
(文書が残っていないから言ってないというのは詭弁で、メディアのログに誰がなんと発言したかが残っています。)
❺しかし、1996年以降、NATOとウクライナは合同軍事演習を繰り返していました。
❻この明らかに仮想敵国はロシアと思われる合同軍事演習に、ロシア側は飼い犬に手をかまれたような不快感を感じることになります。
❼一方、ウクライナはペレストロイカ以降、ロシア(2020年経済力世界ランキング11位)よりも経済的に豊かな欧米側に魅力を感じていました。
❽1990年代以降も、東欧・旧ソ連国は次々に西側軍事同盟であるNATOに加入することによって、ロシアは焦りを募らせることになりました。
【ロシア侵攻のきっかけ】
❶上記のような状況下で、ウクライナで選挙で選ばれた親ロシア派ヤヌコーヴィチ政権は2013年12月、中国が核の傘を提供したとも言われる中国ウクライナ友好協力条約に調印しました。
❷その一方で、ウクライナはEUとの政治貿易協定も調印一歩手前でしたが、これを快く思わないロシアの妨害があり、撤回します。これがきっかけで、親欧米派がデモを起こし、ヤヌコーヴィチ氏は亡命します。
❸ウクライナには新欧米派のユシチェンコ政権が誕生しましたが、危機感を募らせたロシアは2014年不凍港を確保すべくクリミアに電撃侵攻し、占拠します。
❹この出来事の影響は大きく、それまでの親欧米派と親ロシア派のパワーバランスが崩れ、親欧米派が一気に優位になりました。
❺ウクライナ人はロシア侵攻に備え、軍事演習を強化し、2021年9月開始のNATOとの合同軍事演習は過去最大規模になります。
❻2021年10月23日、アメリカは対戦車誘導ミサイルジャベリンを180基をウクライナに配備しました。
❼これを受けて、ロシアはウクライナ国境へ大規模な軍隊を派遣>ベラルーシとの合同軍事演習とその後のウクライナ侵攻へとつながりました。
【アメリカ真犯人説】
経緯をつぶさに見ていくと、お互いの恐怖心が増幅した結果、今回の事態が起こっていることが分かります。
ロシアがウクライナに侵攻したことは決して許されることではありませんが、アメリカやNATOが正義の味方かというと、そうでもないでしょう。
実際に、アメリカの民主党やバイデン政権は、今回の事態によってインフレによる国内の景気後退リスクから国民の目をそらすことに一定程度成功しています。
国はともかく、アメリカの国民性は弱いものを助けるヒーロー気質が強く、必ず侵略を受けたウクライナの味方になるでしょう。
また、そのことはバイデン政権の政敵であるロシア贔屓のトランプ氏の評価を下げることにも成功していると見ることができます。
更に、アメリカ軍事産業のロッキードマーチン社の対戦車ミサイル・ジャベリンが脚光を浴び、軍需産業の株価は軒並み上がっています。
うがった見方をすれば、自国が巻き込まれさえしなければ、アメリカと民主党、軍需産業が一番得をするということです。
もしかしたら、今ロシアを非難しているアメリカこそ、この戦争の原因を作っているのではないか、という視点を持っておくことも今後を予測するうえで重要かもしれません。
まあ、これは私の個人的な想像にすぎないんですけどね(汗)
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