機関投資家

株取引を始めてしばらくすると、掲示板などで自分の持っている銘柄について、他の人の反応を確かめてみたくなることがあるのではないでしょうか。

その中で、「この銘柄は機関投資家が買い集めてる。」とか「機関投資家の売り仕掛け」のような言葉がコメントに出てくることがあります。

なんとなく、言葉のニュアンスで機関と言われると「悪の結社」のようなものを想像してしまうのではないでしょうか。

特に、コメントで「機関の売り仕掛けに巻き込まれた。」とか書いてあるのを見ると、いかにも個人投資家にとっては邪悪な存在のように感じてしまう人もいるのではないかと思います。

では、実際には「機関投資家」とは、どのような集団をさすのでしょうか。

【機関投資家の実態】


・生命保険会社
・証券会社
・投資信託銀行
・共済組合
・年金基金
・銀行
・政策金融機関
・マフィア


などです。

他にもありますが、いかがでしょうか。
意外となじみ深い身近な機関が多いのではないでしょうか。

って、マフィアってあるじゃない!?って思われたかもしれませんが、彼らは独自に資産運用をしているだけであって、 なにも個人投資家のみなさんを狙い撃ちして、はめ込んで稼ごうとしているわけではありません。

銀行という意味では、日本銀行のETFもこれの一種です。
そう思うと、悪の結社のようなイメージは薄れるのではないでしょうか。

一方、間違いのない事実として、一般の投資家を数桁上回る巨大な資金力を有し、その資金力をもってする買いや売りは相場に大きな波を起こします。
資金力の乏しい個人投資家は、そういった波に逆らうのではなく、うまく乗る方法を考えなければいけません。

その方法とは、機関投資家が目を付ける前に、これから伸びる銘柄に投資することです。

そして、そういった株式を見出す眼力を身につけることこそが、株式取引で勝つコツなのです。