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ロシアがウクライナ戦争を始めてから、すでに2か月が経過しました。
その過程は、お粗末そのもので、あれだけの戦力を持っていながら、なんてマヌケなんだと思われた方も多いでしょう。
しかし、侮ってはいけません。
相手を弱いと侮り、自分に有利なことを信じることこそ、人のココロの弱さであり、不安の裏返しに過ぎないのです。
太平洋戦争中、大本営発表のあり得ない戦果を信じる人の気持ちとはそういう弱さから生まれています。
目の当たりにしたくない都合の悪い現実を直視しつつ、それに現状できる限りの対策を用意することが求められます。
人を〇ろすということを考える
あなたが戦争に行って、だれかを〇ろさなければならなくなった場合、恐らく相当なストレスを感じるのではないでしょうか。
私もそうです。〇ろしたくありません。死にたくもありません。
ですが、もし、1人目を〇ろしたあと、2人目はどうでしょうか。
ストレスが強いでしょう。しかし、1人目よりはマシかもしれません。
では、3人目は?・・・10人目はどうでしょう。
だんだんと異常な事態に慣れてしまう自分を感じるかもしれません。
生き残ったロシア兵は、実戦でそのような状況を潜り抜けた、ということになります。
これは、兵器云々戦術云々以前に、一人の人間の心の問題です。
躊躇なく引き金を引くようになった兵士に、躊躇する兵士が敵うでしょうか。
もし、仮に日本とロシアが戦争になったら、どうでしょうか。
今の日本人のほとんどは、鶏どころか生きている魚1匹まんぞくに捌いたこともないかもしれません。
虫を殺すのだって気持ち悪がって嫌がるような、そんな日本人が人を簡単に〇ろせるかというと、非常に難しいでしょう。
しかも、こうやって都合の悪い表示や暴力的表現からは伏字や〇なんかで、遠ざけられて関係ない世界に住んでいる人間に、いきなりさっきまで話していた隣の戦友が、口にできないようなグロテスクな姿で死んでしまうかもしれません。
そんな死体がゴロゴロ転がっている戦場、苦痛に満ちた地獄の戦場で、まともでいられるでしょうか。
躊躇しているうちにやられるのが戦争です。
だから、実戦を潜り抜けつつあるロシア兵を侮ってはならないのです。
ロシアは強いと思って、最大限の警戒を続ける必要があります。
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