ビットコインのこころ

ビットコインを含む暗号資産は取引所で、昼夜を問わず取引されています。

もし、仮に自分の全資産の大部分を占めるほどの暗号資産を持っていたら、価格が上がる局面では、夜寝る前に取引所のサイトを眺めて興奮し、逆に暴落した時は不安で見ても仕方ないのに見てしまい、寝不足になってしまうかもしれません。

私自身、株式投資などで、同じような状態になった経験がありますが、株式投資では、日本株のみの場合、取引時間(前場9:00~11:30 後場12:30~15:00)が決まってます(PTSもありますが、小口取引に留まります)ので、夜中にジタバタしようとしても何も出来ず、あきらめて寝るしかありません。

しかし、暗号資産は夜中でも売買しようと思えばできてしまうので、睡眠時間を削ってしまう可能性があります。

暴落しようがなにしようが寝るときは爆睡する心臓に毛が生えたような方は大丈夫ですが、多くの人が暴落してしまったら不安で眠れなくなってしまうのではないでしょうか。

私自身もそうですが、人のこころは自分が想像している以上に弱く動揺しやすいものです。

もし、資産の大部分を突っ込んでいたり、大きなレバレッジを賭けていると、大きく下落すると、不安で不安で仕方なくなります。仮にうまく儲けたとしても、その時には身も心もボロボロで、せっかく儲けたお金を使うことも出来ないようでは意味がありません。

私は、暗号資産は非常に魅力的な投資対象だと思っていますが、昼夜を問わず取引出来るという点で、株式取引に比べて、難しい面がある、とも思います。

暗号資産への投資は、万一損したとしても、実生活に影響を及ぼさない程度の、精神的に許容できる範囲で行なうようにすることをおススメします。