社員が増えている会社を狙う

皆さんは小さな会社と大きな会社の違いといえば、何を思い浮かべますか?
時価総額?売り上げ?それとも利益の大きさでしょうか?

そのどれもが確かに正解ではあるのですが、私が思う大きい会社の条件は、社員数です。

想像してみてほしいのですが、社員数50人の会社と社員数10万人の会社では、明らかに後者のほうが大きな会社ですよね。

法律的にも大企業と中小企業を分ける基準は、サービス業や製造業など、業種ごとに差があるものの、所属する社員の数で定義されています。

売上高や利益の観点からも、たくさんの社員に給与を払えるということは、それだけの事業規模と利益を得ている大きな会社といえます。
つまり、社員数(これには、買収による子会社の連結社員数も含みます。)が増えるということは、会社もそれだけ大きくなっているということです。

逆に社員数が横ばいだったり、あるいは減ってしまう場合は、仮に一時的に売上高や利益が増えたとしても、それを持続することが出来ませんから、 結局は元の水準に戻るか下回ってしまうことになります。

昨今、DX化が叫ばれ、少ない社員数で様々なことが出来るようになってきてはいますが、私も実際に仕事をしていて、一人の人間に出来ることには限界があることを良く知っています。
そして、分野にもよりますが、IT化、機械化が進んでいっている現代においても、現場で働いていて、まだまだ人間のほうが柔軟に対応出来ると感じることが多いです。

従って、もし、

社員数が毎年大幅に増えつつ、売上高や利益も伸ばし続けている企業を見つけた場合は、 その後も爆発的に成長していく可能性が高い

ので、注目しましょう。

(ただし、PERが3桁を超える企業はすでに株価水準が高い場合も多いので、よく吟味したほうが良いです。)

なぜなら、日本では雇った社員を簡単には解雇できません。にもかかわらず、社員をどんどん雇うということは、会社の見通しが明るく、経営陣が今後も業績を伸ばせる自信を持っている証だからです。

グロース株に投資する場合は、そういうプラチナチケットを見極めて投資するといいでしょう。

社員数が増えている企業をどうやって探せばいいのか?


私の場合、株の情報誌や四季報、証券会社のアプリのスクリーミング機能などを使って、いくつか注目できそうな会社をピックアップします。
その後、実際にその会社のホームページに飛んで、社員数やその他をチェックしています。

社員数が大きく伸びていれば、それが一過性のものでないか、今後も事業形態が伸びていきそうか、などをチェックした上でその会社の株式を最終的に購入するか決めます。

投資する会社を選ぶ細かい基準は、長くなりますので、また別の項目でお話ししたいと思います。

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