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証券会社が、時々出すことがある目標株価とかレーティングってありますよね。
〇〇株式会社:目標株価:3500円 レーティング【買い】
みたいな感じで書いてあるのを投資していると、時折目にするのではないでしょうか。
私も良くわからない部分があったので、目標株価やレーティングってなんなのか、どういう仕組みになっているのか、直接、証券会社の担当さんに聞いてみました。
今回、私がお話したのは野村證券の方になります。
目標株価とレーティングの質疑応答
Q1:目標株価やレーティングは誰が出しているんですか?
A1:当社の株や証券に精通したアナリストが出しております。
Q2:レーティングを出す株と出さない株がありますが、どういう株に対して出すんですか?
A2:目標株価やレーティングは、アナリストが注目している株に対して出しています。
(※私の見解:逆に言うと、アナリストが注目していない株、出来高の少ない株に対しては出さない、ということになります。)
Q3:目標株価はどれくらいの期間でその株価に到達すると想定されているんですか?目安となる期間はありますか?
A3:アナリストの目標株価とレーティングのレポートが公表されてから、1年以内です。
(※私見:1年「以内」という言葉ってかなりあいまいですよね。そこでもっと突っ込んで聞いてみました。)
Q4:1年「以内」ということですが、さすがに目標株価が出た翌日とかじゃないですよね?
A4:そうですね。さすがに翌日とか短いスパンのことではありませんね(笑)
(※私見:要は1年「以内」とついてますが、実質1年後の株価を予想していることになります。確実なのは、目標株価の期限はレポートが出されてから1年を超えない、ということです。)
Q5:目標株価やレーティングを更新するタイミングや頻度を教えてください。
A5:決算発表やIRなどで、その後の株価が大きく変動しそうな場合は、前回のレーティングから新しいレーティングに修正されたレポートが出されます。
従って、更新のタイミングが、例えば、数か月に1回などと決まっているわけではないものの、四半期決算の直後や大きなIR(増資・株式分割・市場変えなど)が出た場合は、レーティングが修正される可能性が高くなります。
Q6:各証券会社で、目標株価の表現がA・B・Cや1~5など、表現に違いがあるんですが、それは何か意味があるんでしょうか?
A6:当社ですと【Buy】【Neutral】【Reduce】となりますね。
実は特に意味はありません。読み方に関してはルールが決まっていないんです。
(私見:現在のところ、ルールが決まっていないようです。確かに表現が被っている証券会社さんもあるし、でも各社で微妙に表現が違ってることが多くて、ちょっとややこしいんですよね。おそらく、それぞれ何らかの特色を出そうとしているか、あるいは今後ルールが出来た時に表現が被って問題にならないように配慮しているとか、そういうことではないかと思います。)
<まとめ>
いかがでしたでしょうか。
一番気になるのは、いったいいつその株価になるのか、ということだと思いますが、Q3に対して「1年以内」という回答でした。
しかし、質問を続けてみると、どうやら目標株価は実質1年後の株価のことを指しているようでした。
ただ、1年も経過するうちに刻一刻と状況は変わっていきますし、最新の情報次第では、修正される可能性も高いので、1年「以内」という表現をしているようです。
つまり、レポートが出された時点ではプロのアナリストは1年後に株価は〇〇〇〇円になると予想していますが、その間大きく株価が動くような最新情報があれば修正されますよ、ということです。
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